新しい言語を習得する上で、読むことと聞くことはどちらも重要な要素です。
しかし、多くの学習者にとって、英語を読むことに比べて、話されている英語を理解することの方が難しいと感じられます。
その理由の一つは、ネイティブスピーカーが早口で話したり、カジュアルな表現を使ったり、単語同士を繋げて発音したりするためです。その結果、教科書で目にした英語とは異なって聞こえることがあります。また、会話はテンポが速いという性質上、学習者は聞いた内容を理解するための時間が少なくなります。
幸いなことに、リスニング力の向上は、教室の中だけで行う必要はありません。適切な学習方法を取り入れ、日常的に英語に触れることで、日常生活の中でもリスニング理解力を伸ばしていくことができます。
ここでは、教室の外で英語のリスニング力を向上させる効果的な方法をご紹介
します。
英語圏の環境で生活していると、毎日何度も英語の会話に触れる機会があるはずです。このような日常的な英語への接触は、会話で使われる自然な英語への理解を深める上で非常に役立ちます。また、教室や教科書で学ぶ英語との違いを理解する良い機会にもなります。
たとえ毎日わずか10〜15分程度でも、継続して英語に触れることで少しずつ効果が現れます。英語を聞く機会が増えるほど、その音やリズム、文のパターンに慣れ、聞き取りやすくなっていきます。
また、音楽を聴くことも、日常生活の中に英語を取り入れる手軽な方法の一つです。次のような場面で英語の音声に触れることができます。
大切なのは、英語を「教室でだけ学ぶ言語」ではなく、日常生活の一部として取り入れることです。
英語の歌を聴いたり、英語の映画を観たりすることは、日常生活に英語を取り入れるための素晴らしい第一歩です。しかし、それと同じくらい大切なのが、自分の現在の英語レベルに合ったコンテンツを選ぶことです。 コンテンツが難しすぎると、話の流れについていけなくなったり、知らない単語をその都度調べるために何度も再生を止めたりすることになりかねません。その結果、学習が負担に感じられ、継続するためのモチベーションの低下させてしまう可能性があります。
一方で、自分のレベルに合ったコンテンツであれば、全体の内容を理解しながら新しい単語や表現にも触れられます。そのため、学習意欲を維持しやすく、リスニング力を無理なく高めていくことができます。
初心者の方は、まずは分かりやすい英語が使われているコンテンツから始めるのがおすすめです。例えば、初心者向けのポッドキャスト、教育系の YouTube 動画、英語学習チャンネル、セリフが聞き取りやすいテレビ番組、子ども向けやファミリー向けの映画などがあります。 こうした教材は、無理なく英語に触れながら、よく使われる語彙や文法、発音に慣れるのに役立ちます。そして、リスニング力が向上してきたら、ポッドキャストやニュース番組、インタビュー、より自然なスピードで会話が進む映画など、少しレベルの高いコンテンツへと段階的に挑戦していくとよいでしょう。
英語のコンテンツを視聴する際、字幕を表示することは、正しく使えば有益なツールになります。ただし、常に字幕に頼るのではなく、リスニング力を伸ばすための補助として活用することが大切です。
おすすめの学習方法は次の通りです。
英語字幕を活用することで、耳で聞いた単語と文字としての表記を結び付けやすくなり、語彙や発音のパターンを理解
しやすくなります。
学習内容に興味があれば、勉強はより楽しくなり、勉強しているという負担も感じにくくなります。例えば、料理が好きなら英語の料理動画を観てみましょう。スポーツが好きなら、英語で配信されているスポーツチャンネルをフォローするのがおすすめです。音楽が好きな方は、英語の曲を聴きながら歌詞に注目してみましょう。また、知らない単語やフレーズを調べることで、語彙力を更に広げることもできます。
あるテーマに興味がある時、すべての単語が理解できなくても、自然と聞き続けようという気持ちになります。このような継続的な英語への接触は、よく使われる語彙や文の構造、発音のパターンを、より楽しく、意味のある方法で認識できるように耳を鍛えることができます。
また、自分の好きなコンテンツを選ぶことで、リスニング学習を習慣化しやすくなります。通勤・通学中にポッドキャストを聴いたり、昼休みに YouTube 動画を観たり、夜にテレビ番組やドラマを楽しんだりするなど、日常生活の中で継続的に英語に触れることで、リスニング力は少しずつ向上していきます。
英語のリスニング力を伸ばすためには、継続的な練習が欠かせません。
同じ英語のコンテンツを何度も聞くことは、非常に効果的な学習方法です。繰り返し聞くことで内容の理解が深まるだけでなく、記憶にも定着しやすくなります。また、初めて聞いた時には気づかなかった語彙や発音の特徴、便利な表現などを新たに発見できることもあります。
そうすることで、英語の聞き取りへの理解がより深まり、実際の会話で英語を使う自信にも築くことができます。
更に、同じポッドキャストのエピソードや動画、楽曲を繰り返し聞くたびに、これまで聞き逃していた単語や表現、発音の特徴に気づけるようになります。
様々な英語コンテンツを通してリスニング力を磨いた後は、その力を実際の会話の中で活用することも同じくらい重要です。
リスニング練習を通じて、英語でよく使われる語彙や発音、文の構造に慣れることができます。しかし、実際の会話では、相手の話す英語をその場で理解し、自分の考えを自然に返す力が求められます。このにより、「英語を理解する力」と「英語を使う力」のギャップを埋めるのに役立ちます。
友人との会話、授業でのディスカッション、職場でのコミュニケーションなど、あらゆる会話はリスニング力強化し、英語でのコミュニケーションに対する自信を築く機会となります。
inlinguaシンガポールでは、インタラクティブな授業やディスカッション、コミュニケーション活動を通じて、学んだ英語を実際に使う機会が数多く用意されています。教室の外での継続的なリスニング練習と、授業内での実践的な会話を組み合わせることで、学習者は日常生活の様々な場面で英語をより効果的に使うための自信と実践力を身に付けることができます。