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英語と日本語:何がそんなに違うの?

「何年も英語を勉強しているのに、なぜ日本人学習者にとって英語を自然に、自信を持って話すことが難しく感じられるのだろう?」と思ったことはありませんか?
その大きな理由の一つは、日本語と英語が、日常的なコミュニケーションにおける構造や使われ方において大きく異なっているからです。文の構造や主語の省略、コミュニケーションスタイル、更には社会的な感覚の違いまで、これらの違いは、日本人学習者が英語で考えを整理し、表現する方法に大きな影響を与えています

それでは、こうした違いをいくつか見ていきましょう!

文構造の違い

英語と日本語では、文の構造が根本的に異なります。

英語の基本語順:主語 (Subject) +動詞 (Verb) +目的語 (Object)

(例:I drink coffee. / 私は飲むコーヒーを)

日本語の基本語順:主語 (Subject) +目的語 (Object) +動詞 (Verb)

(例:私はコーヒーを飲みます。)

英語では、動詞が文章の最初の方に置かれるため、話し手の行動や意図がすぐ分かります。一方で、日本語では、動詞が文末に来ることが多いため、聞き手は最後まで聞いて初めて話し手の意図を理解する場合があります。
この違いがあるため、日本人が英語を話す時には、頭の中で文の構造を組み替える必要が生じることがあります。自分の慣れ親しんだ日本語で自然に考えた順番のままではなく、英語の語順に合わせて動詞や目的語の位置を調整しなければならないためです。その結果、日本人学習者はリアルタイムの英会話で、一瞬ためらったり、間が空いてしまったりすることがあります。
しかし、文の構造は、英語と日本語が学習者にとって大きく異なって感じられる理由の一つに過ぎません。

母音の数の違い

日本語は複雑な文字体系(ひらがな、カタカナ、漢字)を持っていますが、発音自体は英語よりもシンプルだと言われることがよくあります。その理由の一つは、日本語には英語に比べて母音や母音の種類が大幅に少
ないからです。
日本語の母音は、基本的に次の5つしかありません 。

あ(a)

い(i)

う(u)

え(e)

お(o)

これらの音は、英語の母音に比べて発音が非常に安定しています。なぜなら、日本語では基本的に「書かれている通り」に発音されるからです。例えば、「母(haha)」という単語は、文字の通り「ha-ha」と発音されます。
しかし、英語では必ずしもそうとは限りません。
英語には、a・e・i・o・u の文字によって表される多くの母音のバリエーションがあります。そのため、同じ母音文字が使われていても、単語によって発音が異なることがあります。例えば、「banana」という単語では、同じ「a」という文字が3回使われていますが、それぞれ微妙に異なる音で発音されます。
このように、文の構造や発音の違いだけでなく、英語と日本語では、会話の中で意味や情報をどのように伝えるかという点にも大きな違いがあります。

「空気を読む」日本語の文脈中心のコミュニケーション

日本語では、「私」「あなた」「彼ら」といった主語が省略されることがよくあります。これは、日本語では文脈が非常に重要視されるためです。一方、英語では、完全な文章を作るために主語をはっきりと明示する必要がある場合がほとんどです。

例えば、「店に行った」という内容を表現する場合でも、日本語と英語では次のような違いがあります。

- 日本語:「お店に行った。」 - 英語:“I went to the store.”(私はお店に行った。)
日本語話者は文脈に頼ることに慣れているため、英語を話す時にも、無意識に主語を省略してしまったり、「どこまで明確に情報を伝えるべきか」を考えるのに時間がかかったりすることがあります。

伝え方のスタンス・表現スタイルの違い

英語話者と日本語話者では、コミュニケーションや会話に対するアプローチに違いがあります。英語でのコミュニケーションは比較的直接的であり、言葉による明確な表現が重視される傾向があります。その一方、日本語でのコミュニケーションは、空気を読むことでより間接的で文脈に依存しやすく、相手への配慮や丁寧さを重視する傾向があります。

こうしたコミュニケーションスタイルの違いは、単なる言語構造の違いだけでなく、会話や自己表現に対する文化的な期待の違いも浮き彫りにしています。英語での会話では、自分の考えや意見、意図を明確かつ率直に伝えることが一般的に求められます。しかし、日本語での会話では、失礼な印象を与えないように、文脈や含みのある表現、控えめな言い回しが用いられることが少なくありません。

こうしたコミュニケーションに対する期待の違いは、日本人学習者が英語で話したり自己表現をしたりする際の自信にも影響を与える可能性があります。英語で率直に意見を述べることで、相手に失礼な印象を与えてしまうのではないかと不安を感じる人もいます。また、日本語のコミュニケーションスタイルをそのまま英語に置き換えることで、必要以上に堅苦しく、遠慮がちで、不自然な話し方になってしまうのではないかと心配することもあります。

だからこそ、この意識のギャップを埋めるためには、日常的に英語に触れ続けることが極めて重要になります。そうすることで、学習者は両言語の違いを理解し、それぞれの場面に応じて自然に切り替えられるようになります

理想と現実のギャップを埋める、inlingua の学習サポート

inlingua シンガポールでは、英語学習は単に単語や文法ルールを暗記するだけではないと考えています。特に日本人学習者にとって大きな課題の一つは、英語そのものを学ぶことだけでなく、考え方の組み立て方やアイデアの表現方法、そして会話におけるコミュニケーションのスタイルそのものに適応することです。そのため、inlingua シンガポールでは「英語のイマージョン」「実践的なコミュニケーション」「相互交流」を重視した学習環境を提供しています。
学校に一歩足を踏み入れた瞬間から、学習者は自然な形で英語を耳にし、使う機会に囲まれています。受付スタッフや講師、そして他の学生たちも日常的に英語でコミュニケーションを行っているため、学習者は英語と母国語を切り替えながら、徐々に英語を使うことへの抵抗感を減らしていくことができます。また、このような英語に浸る環境は教室内だけにとどまりません。フルタイムコースの受講生は、毎週実施されるフィールドトリップやゲームセッションなどのソーシャルアクティビティに参加する機会があります。

こうした活動を通じて、学習者は事前に準備したり頭の中で翻訳したりすることが難しい、より自然で即興的な会話に触れることができます。例えば、フィールドトリップに食事を注文したり、ゲームを通じて気軽な会話を楽しんだり、異なる文化背景を持つクラスメイトと交流したりする中で、様々な話し方やコミュニケーションスタイルに対応しながら、その場で自然に英語で反応する力を養っていきます。
このような経験を何度も重ねることで、学習者は英語での会話の流れや期待されるコミュニケーションのあり方に次第に慣れていきます。日本語から英語へ一文ずつ正確に翻訳することに意識を向けすぎるのではなく、英語で考え、英語で自然に反応することへの自信を少しずつ身に付けていくのです。
inlingua シンガポールでは、教科書や授業だけに頼らず、実際に英語を使う機会があってこそ、語学学習はより効果的になると考えています。教室での学び、イマージョン環境や実生活でのコミュニケーション体験を組み合わせることで、学習者は英語を「知識として理解する英語」から、「日常生活の中で自然に、自信を持って使える英語」へと着実に成長していくことができるのです。